「尿道カテーテル」は、膀胱内にカテーテルを24時間留置することにより持続的に、かつ安全に尿を排出する目的で用いられます。
尿の排出、手術中、手術後のバイタルチェックなどに用いられます。
尿道カテーテル挿入の際、施術者はペニスを握って固定する必要があるため、患者の陰茎が反射性勃起をおこすことは、しばしばあります。
施術者が女性の医師や看護師による場合、女性にペニスを握られることを意識して中枢性勃起をおこす患者もいます。
勃起のタイミングには個人差があり、まだ触れられてもいない段階から勃起している者、ペニスを握られてから勃起する者、抜去の際に勃起してしまう者があり、カテーテル挿入の痛みを受けているうちに勃起が収まる者が多いようです。
麻酔のかかっていない男性患者に導尿を行う際、すこし勃起したペニスに、カテーテルを挿入することが、実際の医療現場では多いといわれています。
導尿を行う側としては、ペニスが軽く勃起しているくらいが、尿道からカテーテルを挿入する際、ペニスを持ちやすく、やりやすいと言う看護師もいます。
導尿の際に男性患者が勃起するのは、日常的な光景ですが、なかには、射精してしまう患者もいます。
亀頭が敏感な患者の場合、カテーテルの先端が尿道口を探っている間に射精してしまいます。
また、カテーテルが完全に膀胱まで挿入されたあとでも、カテーテルによって前立腺が刺激され、勃起状態が収まらない場合も多く、尿道にカテーテルが入ったまま射精してしまう患者もいるのです。(※尿道にカテーテルを留置したまま射精することは危険です。)